「複雑に入り組んだ社会問題を解決すること」
それが政策学の信念であり、政策学こそが、より良い未来を創り出せる学問だと信じています。
その信念を遂行するには、3つの学びが不可欠です。
- 社会問題を知るために現場で学ぶ
- さまざまな学問を学ぶ
- 解決策を提案することを学ぶ
それが政策学です。
この記事では、僕・酒井宏平(博士:政策科学)が、政策学ついてわかりやすく紹介しますので、最後までお読みいただければ幸いです。
政策学の学びとは
政策学とは、社会問題をさまざまな人・分野が協働して解決策を提案する学問のことです。
この文章は3つにわけることができます。
- 社会問題を
- さまざまな人や分野が協働して
- 解決策を提案する
そして、この3つは冒頭で説明した3つの強く関連しています。政策学では、これら3つを軸に学びます。
1. 社会問題を知るために現場で学ぶ
政策学では、教室で学ぶことだけでなく、現場に出て学ぶことを重視します。
ここで突然、質問です!!
社会問題はどこで起きているでしょう?
2つの選択肢から選んでください。
- 教室や教科書
- 現場・外
これは簡単ですよね?
社会の問題は、必ず現場や外で起きています。教室や教科書の中では起きていません。
つまり、社会問題を見つけるには、教室で学ぶだけでは足りないのです。
現場に出て、目で見て、耳で聞いて、手で触れて、においを嗅いで、5感全てを使って、社会問題を発見し、その問題について知る必要があります。
政策学では、現場という学びの場が非常に重要です。
2. さまざまな学問を学ぶ
政策学は、1つの学問だけではなく、複数のさまざまな学問を学ぶことを重視しています。
なぜなら、現代社会が抱える問題は複雑すぎて、1つの学問では解決できないからです。
新型コロナ感染症が社会に引き起こした問題を事例に考えてみましょう(わかりやすく解説するために極端な解釈例を示していることだけご理解ください)。
例1:感染症学の視点だけの場合
新型コロナ感染者数を減らすには、感染症学が不可欠でしょう。日本では、その視点に基づいて、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置など、行動を自粛するための措置が取られました。
その結果、旅行に行く人が減り、飲食店に行く人も減り、景気の悪化という問題が発生しました。つまり、感染症学という1つの学問の視点では、景気の悪化という新たな問題を作り出してしまいます。
例2:経済学の視点だけの場合
さらに、この景気の停滞という問題を解決するために、経済学の視点から問題解決が図られました。Go To トラベルやGo To Eatキャンペーンです。
その結果、再び新型コロナの感染拡大が広がり、再び行動を自粛するための措置が取られました。経済学という1つの学問の視点だけでは、新型コロナの感染拡大という問題を再発生させてしまったのです。
政策学でバランスの良い問題解決を!
そこで、政策学の出番です。
政策学では、1つの学問だけでなく、さまざまな学問を学びます。そして、バランスの良い問題解決の手法を考えます。
例えば、下に紹介しているワードクラウドは、僕の働いている城西大学 現代政策学部の講義や教員の専門を視覚的に表したものです。
政策学では、さまざまな学びが必要!
だから、多種多様な講義や専門が学べます。
3. 解決策を提案することを学ぶ
政策学で最後に必要になるのが「あなたの提案を相手の心に響かせる!提案力」です。
いくら良い政策を作っても、その政策を知ってもらい、理解してもらわなければ意味がありません。
さらに言えば、その政策を採用してもらわなければ意味がありません。
政策学では、グループワークやグループディスカッションを通じて、インプットした知識を議論や発表などによりアウトプットすることを大切にしています。こうしたアウトプットによって、提案力を身につけます。
現代政策学部で共に学ぼう
政策学を学べる大学は数多くありますが、ぜひ僕と共に城西大学現代政策学部で学びませんか?
城西大学 現代政策学部で、これら3つの学びを深め、現代社会で最も求められている問題解決力を身につけませんか?
僕・酒井だけでなく、現代政策学部の先生は、みなさんの成長を全力でサポートします。
現代政策学部や政策学について質問があれば、酒井に直接コンタクトしても構いません。メールとInstagramのメッセージにて丁寧に対応します!